「夫婦喧嘩は犬も食わない」のタイトルで書いたお話今回は少し長くなりそうなので順を追って書いていきます。

少し残酷な場面も有りますが掲載にはお二人の
了解を得ております。

なるべく誰か解らぬように言われました、従って少し形容を変えてお話しします.

起こった事はお聞きした通りのことを書きます。
聞き間違いはご容赦願います。

まずお二人は飲食店を経営しております、年齢は40才位です。

二人は人生紆余曲折を経て現在の生活を送っています。

話のまとめが難しいので箇条書き風にします。

＊以前は会社勤め(重要ポストに付いていた)現在は飲食店を経営しています。

これで誰かばれてしまうかも。

＊調理は旦那、接客係は奥さん、開店1周年を過ぎたばかり。

＊会社員当時は旦那さんは社長の片腕的の存在のため、夫婦間の主導権を握っていた。（二人の話）

＊現在は奥さんの力で今の商売が成り立っていると思っている。奥さん談。

《以後奥さんの話を奥、旦那さんの話を旦と付け加えます。》

＊仕事の役割分担は9対1で自分が９です。

店の掃除、料理の下拵え、雑用は自分がこなしている。掃除の後に奥さんが人差し指で埃をチェクする、これはほんの一例。旦

＊その代わり接客、材料調達、集客力は自分が上で旦那は無口で困る。奥　

＊あんたは贅沢すぎる、バブル期の生活を見直してもっと質素に行きようと提言しても聞き入れてくれない旦　

＊賄いを作るのは何時も自分旦

箇条書き、余り意味が無いですね。

その日奥さんが一足先に寿司はしに来店、いつも以上にお寿司をつまみ食欲旺盛、後から来られた旦那さん、普通に会食されて上記のような会話をされました。

突然奥さんが言いました。

「こうして二人で食事をするのは五日ぶりなのですよ。」

私共、何事かと思いきや？二人は喧嘩をしていて、お店以外ではお互い仕事以外は口も聞いていないとの事。

お店が終わると奥さんは先に帰宅しドアにチェーンロック

を掛けて旦那を五日間も閉め出していた。

その間旦那はサウナで寝泊まり洗濯はコインランドリー

下着の替えが無くなると何度もドアをノックして開けさせる、奥さんは近所迷惑なので仕方なく中に入れて膝蹴りを入れる。

偶然下の物を取ろうとしゃがんだ旦那の顔を直撃、下着を渡して又追い出す。”ああ旦那残酷物語”

奥さん平然としておっしゃる「玄関の外では防犯カメラに写るから中に引き入れました。」

こうして当店で食事をしながら話をているが、未だ仲直りしている訳ではない。時々鋭い目線が行き交う

こんな会話が延々と続く・・・旦那の風貌は温厚実直、実際（普段の表情、会話などから温厚な人柄を感じる）でも体格は立派で碗力を振るえばひとたまりもないだろう。

一方、喧嘩中の奥さんは食事も満足に取れなかったらしい（お店を出してから賄いは旦那さんが作っていた旦）コンビニ弁当やら家にある何かを食べていたらしい。

今思い出しました、今回の喧嘩の原因、賄いでカルボナーラのスパの茹で加減、?を引き締めるために氷を乗せたそのためソースが薄くなった。前回スパが生ぬるいと文句を言われた。

カルボナーラは奥さんの大好物毎日でも食べたいらしい、「そんなことをしたら氷が溶けて味が薄くなる。」文句を言った奥さんに旦那が「文句を言うなら自分で作れ。」と言ったとか

この一言が発端でこの大喧嘩になった此だけの事で・・・五日間も旦那を家に入れないなんて？？奥さん曰く旦那を教育しているとの事。

私共は聞くだけで口を挟むことも出来ません

つい旦那に同情します、夫婦にはいろんな形がございます。

話を聞くにつけ前回の「夫婦喧嘩は犬も食わない」にご登場のお二人は何と可愛い事か？？とにかくこちらの奥さんの強さは尋常ではない。

私の人生の中で見聞きした夫婦で最悪ランク（表現は不適当）上位に揚げることが出来る、待てよ・・・良く考えれば似たような

カップルは沢山いる。あの人、この人、身内にも、
もしかして我々も・・・昔テレビで鳳啓介、の『おもろい夫婦』とゆう番組があったのを思い出した、その中で出てきそうな話です。

自分で何を言おうとしているのか分からなくなってきた。

世の中には常人では分からない色々な夫婦が居ることが改めて分かったと言うことか。

このご夫婦を温かく見守っているお方、恩人でありご意見番でもあるX氏曰く「男のような女と女のような男が一緒になったのだから仕方がない。」と事ある事に言っているそうだ。

最後に付け加えたい事、この話は決してこのご夫婦を誹謗中傷している訳では無いのです。

お互い心休まる良い夫婦を目指して欲しいと願う、喧嘩も程々にと願う。

この日は朝三時半まで残業、ほとんど奥さんの一人舞台。

後片付けをして家に着いたのが四時半当店は営業時間午前一時迄なのです。奥さんは余程話したかったのでしょう。

その日私共のScheduleは大幅に狂いました。Walkingも行けなかった腹は減るし。

そう言えば奇しくも二人の奥さん名前は同じです(字は違う)（笑）

最後に、この話は二組の夫婦に対して大変失礼な事で深くお詫びします。

尚この話はほんの一部分です、書けば長いのです、奥様の悪いところばかり強調しすぎ良いところが抜け落ちた文章になりました（反省）。

了解は取りましたので悪しからずご了承ください。

　　平成20年頃のお話しでした。（消えたファイルをやっとのことで見つけました。）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オヤジ
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